転職サイトのスカウトメールの真実と活用方法を解説
今回は、転職エージェントからのスカウトメールについてです。
冒頭から全てお話しますね。

めっちゃ送られてくるけど、アレってどうなん?
結論から言っておきます。
はい、結論から言うとほぼ大量一斉送信のテンプレメールです。
皆さんがほしいメールはこんなのでしょう。
「しっかりレジュメを読み込んで、あなたに合った内容や求人をつけたメール」
(ほぼ)ありません。
というのも、
スカウトメールの返信は100件の送信に1件(1%)と言われています。(日々%は下降傾向)

この記事を読んでくださった方も
ほとんどが返信したことないのでは?
転職エージェントが転職サイトに登録してある情報(レジュメ)に目を通す時間が1人当たり10分。
その人宛にオリジナルのスカウトメールを作成して、求人ピックアップに10分。(早すぎかも)
1人にスカウトメールを送るのにかかる時間が20分で、これを1日中(8時間)休みなく行うと…
8時間(480分)÷20分=24通のスカウトメール
1日中真剣に頑張って、スカウトメールの24通…
他の作業は何も終わってない…
んなわけあるかっっっっ!!!!ってこと。
転職サイトのスカウトメールの仕組み
スカウトメールは、企業やエージェントが転職希望者に直接アプローチできる手段です。
転職サイトは、登録された求職者のデータベースを企業や転職エージェントに提供し、そのデータをもとにスカウトメールが送られます。

転職サイト運営企業
転職サイトの運営会社は、企業や転職エージェントにもサービスを利用してもらいます。
企業からは求人広告掲載料、転職エージェントからは紹介料のマージンをもらうことで利益を上げます。
だから、転職希望者は基本無料で利用できるわけですね。
採用したい企業
企業は転職サイトの運営会社にお金を払い、サイト内に求人を掲載します。
そして、この求人掲載のオプションサービスとして「スカウトメール」があります。
月間で何通まで送信できると決まっており、企業がサイト登録者へ送信します。
採用したい人材に対してスカウトメールを送ることで、通常の求人応募を待つよりも積極的に採用活動を展開するわけですね。
直接的にアプローチするため、企業に合いそうなタイプや特定のスキルや経験を持つ人材を探して送ります。
転職エージェント
転職エージェントも転職サイトの運営会社にお金を払います。
(システム利用基本料やスカウト通数の購入、入社時の紹介手数料の一部など)
たくさん払います…泣
転職エージェントもスカウトメールを利用します。
企業から依頼を受けた案件に合う求職者に対してスカウトメールを送信します。
面談やカウンセリングに誘導がミッションです。
スカウトメールのメリット・デメリット
メリット
・自分から応募しなくても、企業や転職エージェントからのアプローチが来る
・自分の市場価値が分かる
・非公開求人に出会える可能性がある
・自分では気づかない求人や職種を知ることができる
下記のサービスはおすすめです。
デメリット
・テンプレートや自動送信のスカウトが多い
・スカウトされても、自分の条件に合わない場合がある
・対応する時間や手間がかかることがある
・本当に魅力的なスカウトかどうか見極める必要がある
スカウトメールの送り主
スカウトメールには、送り主の種類によって信頼度や内容が異なります。
それぞれの特徴を見極めることが大切です。
採用したい企業
企業からのスカウトメールは、具体的なポジションや条件が提示されることが多いです。
本気で採用したい場合、面接やオファーの具体的な情報が含まれます。
採用担当者が直接行う場合もありますが、サイト運営会社が代行したり、下記のスカウト代行やRPAで送信することもあります。
(企業から直接だからと言って、本物というわけではない)
転職エージェント
転職エージェントからのスカウトは、面談の誘導が主な目的です。
求人の詳細が書かれていない場合もあり、具体的な内容は面談で明かされることが多いです。
転職エージェントによっては釣り求人も付けて送ります。
正直なところ、スカウトメールをどの程度の精度で送信しているかは転職エージェントによって大きく異なります。
1人1人真剣に送っている転職エージェントもあれば、大体の条件で大量一斉送信の転職エージェントもいます。
冒頭の計算から行くと不可能のように感じますが、転職エージェントは日々大量の登録情報を読み込んでいます。
実際に熟練の転職エージェントは
8時間(480分)÷20分=24通のスカウトメール…の5倍速位
での作業が可能です。(情報量にもよりますが)
中には恐ろしく細かい条件プログラムを作って、RPAで送信する強者もあります。
転職サイト運営サイド
一部の転職サイト運営会社が直接スカウトを行う場合もあります。
求職者にマッチした求人をレコメンドする形で送られることが多く、これもスカウトメールの一種です。
あと、企業メールを請け負って送ったりもします。
スカウト代行サービス
企業がスカウト代行サービスを利用している場合、内容は定型的なものになる傾向があります。
送る人もざっくりとしたカテゴリーに分けて送ります。
例えば、
リンゴが好きな人にバナナが送られてくるみたいな。(フルーツのカテゴリー)
精度が低いと「野菜」となり「食べ物」となっていきます。
代行業者が大量にスカウトメールを送るため、個別の内容が希薄なこともあります。
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)
一部のスカウトメールは、RPA技術を使って自動生成されています。
一定のキーワードや条件に基づいて大量に送信されるため、個別の事情に合わないことも少なくありません。
内容の制度的にはスカウト代行と変わりませんが、送信の時間帯などプログラムならではの上手さが特徴です。
本物のスカウトメールを見極めるポイント
スカウトメールの中には、単に「数を打つ」戦略で送られるものもあります。
数打ちゃ当たるってヤツです!
そのため、以下のポイントをチェックして本物のスカウトを見極めましょう。
希望の条件に合っているか
まず、自分が求める条件にマッチしているかを確認しましょう。
勤務地や給与、仕事内容などが自分の希望と一致しているかどうかが重要です。
【ポイント】
希望や条件と完全一致ばかり追い求めると、よい出会いを見逃す可能性も。
送信者はスカウト段階では見えていない情報(個人情報の観点から)もあります。
いろいろと想像しながらスカウトするので、8割自分にあっているものは良しとしてもよいと思いますよ。
しかし、釣り求人には注意も必要です。
見る側の冷静さも重要です。
現年収との差があまりに大きい場合(100万UPとか)や異なる業界や職種でいきなり管理職求人などは要注意です。
うれしい内容かもですが、普通はありえません。
個人的にはマーケティング職や企画職にも釣り求人が多くあるように感じています。
経験を活かせる仕事か
スカウトされたポジションが、あなたのスキルや経験に合致しているかどうかも重要なポイントです。
過去のキャリアを活かせる仕事でなければ、ただのテンプレート送信である可能性があります。
テンプレの痕跡はないか
スカウトメールには、テンプレートを利用して大量に送信されるものがあります。
例えば、文面が他のスカウトとほぼ同じ、あなたの名前が記載されていないなど、定型的な要素が見られる場合は、注意が必要です。
【ポイント】
テンプレがすべて悪い、偽物というわけではありません。
(そもそも、一通一通入力はムリ!)
テンプレートを使いながらも個々に合わせて、調整をしていることが重要です。
明らかにテンプレートでも、あなたの登録情報を読み込んだ跡があればよいのです。
プログラムの痕跡
名前(会員番号)やエリア、出身校や経歴などをスカウトメッセージの中にプログラムします。
一見、個別の内容ぽいですが、あなたの転職サイト登録情報を抽出しているだけです。
固有名詞の後に半角スペースがあるものなんかはプログラムの痕跡です。
○○大学を卒業の…とか、ドキッとしますよね。
でも、あなたがサイト登録時に入力したやつです。
プログラムで呼び出しているだけです。
これもテンプレのスカウト同様に悪いというわけではありません。
むしろ、あなたに読んでもらうためにアレコレ工夫しているわけです。
重要なものは中身です。
あなたが
- 「自分のことよく見てくれた」
- 「興味ある求人!」
- 「一度話を聞いてみよう」
と感じればテンプレだろうが、RPAだろうがよいのです。
それは返信の価値ありです。
転職サイトのスカウトメールを見極めろ
スカウトメールを利用することで、転職活動の幅が広がることは間違いありません。
しかし、全てのスカウトメールが本物ではないことも事実です。
企業や転職エージェントの狙いや、メールの内容を冷静に判断し、質の高いスカウトをキャッチしてください。




