労働条件や企業文化、研修制度など、求人選びで失敗しないための重要ポイントを解説
突然ですが、日本の人口減少やばいですね。どんどん減りますね。
ある調査では2100年には5000万人を下回るとか。(諸説あり)
もう企業もね、大変なんですよ。
(より)いい人材を採用したいわけですよ。
求人もね、思考を凝らして作るわけです。
よりキャッチーに。より魅力的に。
そこで、よく見かけるコレ。そう、コレら。
- 未経験歓迎
- 未経験OK
- 経験は問いません
「やってみたい仕事」にコレがついていた日には心が躍りだします。
えっ?何っ?もしかして、自分でもいけるんじゃね!?ってなります。
昔は私もなっていました。
未経験OKならやりたかった、、、( ´•௰•`)
— のしこ (@htm_hnn10) May 29, 2018
学生時代からすごくやりたかった職種で、なのに未経験OKで、給料も待遇も良かった会社に落ちたことをまだ引きずってる…。まぁ昨日の今日だし…。
— なってぃん (@natchi0809) August 29, 2010
今回はそんな「未経験求人」をテーマに、その裏側を見ていきましょう。
憧れの仕事が「未経験」からOK!?
はい、ありません。
ほぼほぼ、ございません。
しいて言うなら、「未経験から応募してもOK」って感じです。
残酷なようですが現実です。
即戦力が求められる中途採用において、そもそも未経験者は欲しくないのです。
まして、憧れの仕事。
何の仕事かわかりませんが、きっとあなた以外にも多くの人が憧れます。
そして、あこがれた人の中には必死に勉強した人や努力してきた人もいるはずです。
勝てますか?
よく「やってみたい」と相談が多いのがこちら。
- オフィスワーク(経理や人事など)
- Webデザイナー・プログラマ
はい、ごめんなさい。
未経験から目指してみても転職活動が長引くだけです。

そんなのおかしいやん!未経験OKって書いてあるやん!
そして、転職エージェントの中には可能性はゼロではないと応募をすすめてくる人もいます。
そりゃ、ゼロではないですよ。
でもね、必ずしも少ない可能性に懸けているわけではございません。
転職エージェントが応募を進める理由は他にもあります。
職種ごとに「未経験では受からない」理由を見てみましょう↓
オフィスワーク(経理や人事など)
「事務職にキャリアチェンジしたい」
転職エージェントへの相談の中でもかなり多め。
なぜ事務職を希望しているのかを尋ねると、
- 「人とのやり取りにつかれた」
- 「事務職なら自分でもやれそうな気がする」
- 「残業したくない、土日祝休みたい」
などなど
はい、事務職を舐めすぎです。
今すぐ全国の事務職従事者に謝ってください。
悲しいかな事務職がやりたいではなく、○○がやりたくないから事務職なんです。

でも、事務職という仕事はそんなに簡単なものではございません。
一般事務・OA事務、営業事務、経理事務、人事事務・労務事務、総務事務、法務事務、貿易事務など様々な専門分野に分かれます。
中小企業では、これらを兼務してのポジションは当たり前です。
「人とのやり取りにつかれた」
►事務職ほどコミュニケーションを求められるポジションはありません。社内外様々な人との正しくスピーディーなコミュニケーションが必要です。
「事務職なら自分でもやれそうな気がする」
►仕事の種類も多く、月や年単位でのルーティンや社内でのイレギュラー業務なども舞い込んでくるため、仕事を習得するのに長い期間を必要とします。
「残業したくない、土日祝休みたい」
►事務職にも残業はあります。ただ、事務のプロフェッショナルはとにかく仕事が早い。超が付くほど効率を追い求めて仕事をします。
はたして、このような仕事を「未経験」にお任せするでしょうか。
こちらもNOです。
様々な種類の事務経験の方が幅広く応募しやすいように、「未経験OK」とうたっていることも多くあるのです。

じゃあ、どうやって事務に挑戦するんだよ!
事務派遣をやっている企業の一択です。
今、企業は事務を中心としたBPO化が進んでおり、事務業務を外部委託しているわけです。
「デスクワークの経験はなく仕事でパソコン使ったことない」という状況で、案内できる求人は「派遣事務」です。今は正社員雇用(無期雇用)してくれるところも沢山あります。
基本的なPCスキルは派遣元である企業が初期研修で教えてくれますし、そのスキルに見合ったレベルの業務案件で実務経験を積むことができます。
正社員としての直接雇用を希望であれば、実績を積んだうえで採用してくれる企業を探しての転職となります。
Webデザイナー・プログラマ
手に職付けて在宅ワーク!
憧れますねー。
でもね、
右も左もわからない「未経験」がデザインやプログラムができますか?
答えはNOです。
未経験を採用するとマンツーマンで指導して、出来栄えを常にチェックして…
ひとつひとつに自分の作業の手を止めて教えます。
教育担当者の負担がデカい!
人が足りなくてプラス1を望んでいるところに
未経験(ゼロ)が投入されて
教育担当者分マイナス1になるわけです。
採用するなら基本的なデザインスキルまたはITスキル、実務経験を備えている経験者を採用したいと考えるのは当然といえば当然ですね。

じゃあ、どうしたらええねん!
いくつか方法はあります。
- スクールに通って知識と技術を身に着ける
- 独学でITパスポートを取得する
- 少し視点をずらしてITを業界として考える
1と2は知識または技術を学んでからチャレンジするということです。
実務経験はないですが、「未経験」と比べると戦力につながる可能性をアピールできます。
3に関しては、インフラエンジニアから始めてみることは可能です。
※インフラエンジニアという言葉は耳にする機会が少ないかもしれませんが、私たちの生活には欠かせないシステムの「サーバー」や「ネットワーク」を守る、繋ぐ仕事です。
銀行のATMや駅の改札システム、クラウドサービス…これらにアクセスできなくなってしまったら大変です。これらインフラシステムを監視運用しエラーの初期対応するシステムサポートから、トラブルの復旧もインフラエンジニアの仕事の一つです。上流の仕事ではより専門性の高いプログラミングスキルを要するクリエイティブな業務もあります。
採用ニーズが比較的高く、簡単なサポートやルーティン業務も多いため内定をもらえる確率は格段にアップします。
未経験求人のからくり
即戦力を求められる中途採用において、多くの場合未経験はお呼びでありません。
しかし、「一般的に人気がない業界、離職者が多い業界」で明らかな人手不足が起きている仕事。
ここには本当の未経験求人が存在します。

<世の中に必要な仕事なのに、人が集まらない>
⇒<未経験でも採用して教育する>
という図式です。
そんな業界・職種があるのです。
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転職エージェントと未経験求人
先述した通り、明らかに人手不足が起きている業界から依頼を受けます。
この辺は「本当に未経験OK」の求人となります。

なんかキツそう…やりたくない…
自分にはムリ…
実際、支援してきた過去の求職者もそう言ってました…
リアルに転職エージェントが案内するのは、これらの求人。
ただ、これらを案内されても応募する人は少数です。
あれこれ話術を駆使して、
まとめ
以上、未経験求人のウラガワのお話。
残酷なようですが、嘘ではありません…
「本当に未経験OK」の仕事にも良いところはあります。
マイナスイメージを超えるメリットが待っていることは知られていません。
それを知ってもらうのも転職エージェントの仕事なんですが。
この話はまた別記事で。



